紙庵 茶室プロジェクト

紙庵 茶室プロジェクト

2016年5月30日~

紙庵 茶室プロジェクト
 
現在、nada art galleryでは、KYOTO EXPO 2016 二条城(2016年5月24日京都・二条城)で展示された、「紙庵」の模型を展示しています。
 
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和紙による折り紙のみでつくられた、世界中に移動可能な茶室を構想しました。
 
500ミリ×1000ミリの和紙を8折して作った折り紙のピースを、接着剤を一切使わずに互いに差し込みながらつみ上げていきます。ここでは空間を支える柱・梁などの骨組みは一切なく、単一エレメントの集合体として、紙をただひたすら反復することで空間をつくっています。
 
紙の積み方は自由で無限に開かれており、最終的な形態やサイズは空間の用途によって自由に変えることができ、またシンプルな結合システムのため、容易に設置・解体が可能です。
 
4000枚の折り紙を織り上げてつくられた小さな茶室は、日本の伝統文化としての茶室=そぎ落としの美を空間化したものであり、またそれは細胞分裂を繰り返す生命体のようでもあります。和紙の質感に包まれた内部空間は、胎内のような柔らかな空間となっています。
 
スライド1

スライド3

スライド2